お見合いの交際期間は3か月 大切なポイント5つ
お見合いときくとどんな印象があるでしょうか。
以前は「30歳過ぎてからいく」「出会いがなかったらお見合い」など、
積極的に行く人よりも最後の砦とも思われていたお見合い。
ですが、今では「出会いのひとつ」として、多くの人が利用し、
多くの人が結婚しています。
そんな中で、お見合いをして交際期間3ヶ月という時間で結婚した人がいます。
30歳、商社で働いていたOさんです。
その人に対して周りの人は口々に言ったそうです。
「3ヶ月しか交際していなくて大丈夫?」
「結婚を早々に決めてしまっていいの?」と。
その都度彼女は「大丈夫」と答えるそうです。
周りが心配してくれる気持ちもわかるといいますが、彼女は自信をもって
結婚できるといいます。
その自信はどこからくるのでしょうか。交際3ヶ月の中でどんな思いがあり
結婚に至ったのか、詳しくみてみましょう。
①交際期間は3か月でOK
お見合い後の交際期間は3ヶ月、お見合いをしてから交際に至るまでは3ヶ月です。
つまり知り合ってから6ヶ月で結婚を決めたことになります。
交際に至るまでの3ヶ月ではお見合いの紹介所を通して2回デートをし、紹介所を
通さずに2回デートをしたそうです。
のちに知ることになりますが、彼も彼女も知り合ってから3ヶ月して交際に至った
時点でお見合いの紹介所は退会したそうです。
その時には互いに結婚を言う将来図が見えていたのかもしれません。
②お互いに結婚の意志がある出会い
知り合ってから6ヶ月、交際してから3ヶ月で結婚を決めたのには、
最初のスタンスが一緒だということが大きかったと彼女は言います。
結婚したいというのが念頭にあり、すぐに結婚を考えられる人というのが条件でした
結婚したいという思いが念頭にあり、ふたりともお見合い相手の条件が
「すぐに結婚を考えられる人」というものでした。
結婚の意思があるとはいっても、どれくらいの猶予があるのか、どれくらいまでにと
考えているのかは人それぞれですよね。
実際に今までお見合いを数回重ねてきたそうですが、「結婚の意思はある」とはいっても
「今すぐでなくても良い(今すぐには考えていない)」という人もいたそうです。
そんな中で「むこう1、2年で結婚を考えている人」であり、「将来像がしっかりしている
人」に出会ったのは互いに初めてだったそう。
だからこそ急接近できたのかもしれません。
③本当にこの人で良いか見る期間が交際期間
お見合い後の交際期間が3か月は短いと感じるかもしれませんが、
彼女は「人を見るのに3か月あれば十分」といいます。
結婚前だと「同棲してみなければわからない」
「数年の付き合いがないとあとから不安要素がでてきそう」と不安になる人も
多いのではないでしょうか。
ですが「きちんと相手を見つめてみると、自分がこの人で良いかの判断ができる」
といいます。
彼女の場合は、仕事への姿勢や交友関係など彼から聞く情報とともに、彼の嘘偽りない
言動でそれが判断できたといいます。
とはいっても、その判断がなかなか難しい……。と思ってしまいます。
そう思ってしまったということは、過去に恋愛で何か嫌な思い出があったりして
いませんか?
恋人に隠し事をされていた、嘘をつかれていた、浮気していた……。などなど。
そう言った経験があると、自分で選ぶという行為が怖くなってしまいます。
そして自信もなくなります。
彼女いわくそんなときは、「周りの人に会わせてもらう」とよいそうです。
かくいう彼女も3回目のデートの時に彼の友人に会わせてもらったそう。
もちろんその時は「婚約者」ではなく「恋人」として。
友人から聞く彼の姿は普段の彼から想像できるもので、友人が彼を好いているというのが
わかりそれが自信にもなったそうです。
交友関係が広くなくてもよいのです、自分の信頼する相手と深く付き合うことができ、
また友人に好かれていれば「悪い人」ではないでしょう。
もちろん、それだけで判断するのは安易なので、判断材料のひとつとして考えると
よいかもしれません。
④交際期間は相手を知る努力をする
彼女はいいます。
「この人で良いかの判断をするためには相手のことを知らなければいけない、
そしてその知る努力がとても大切で、真摯に向き合うことで相手がどんな人なのか
がわかる」と。
彼女のそれ以前に交際していた、結婚する前に付き合っていた彼氏たちは
誰一人として「人としての信頼」がありませんでした。
というのは別れてから気づいたのであって、付き合っているときはそういった判断が
できないものです。
別れてから気が付くのは遅いかもしれませんが、相手を知る努力が足りなかった
ということです。それは相手の本質に目を向けるのではなく、表面ばかりを気にして
内面を見ることをしていなかったのです。
相手を知る努力というのは、「相手の行動を把握する」ということではありません。
相手がどういう考えをもっていて今どう思っているのか、どうしてほしいと
思っていて何を楽しんでいるのかなど、相手そのもののことなのです。
それができていなかったから、結局すれ違いや、相手の裏切りにあい別れてしまいます。
それとは対照的に結婚した相手は、その人の本質を知ろうと努力したのです。
自分本位で動くのではなく、相手の目線になってみることを心掛け、喧嘩をしたときも
感情をぶつけるのではなく、「分析」をしてみるようになりました。
すると、なぜその喧嘩が起きたのか、彼との間のすれ違いがとてもよくわかり
それと同時に彼のことも深く知るようになるのです。
とはいっても感情的にそうできるまでに相当時間がかかるのですが……。
このようにお見合いの交際期間中に彼女はすぐそれを実行できていたため、
短い期間で相手を知り、「この人で良い」という判断ができたのです。
⑤交際期間は結婚に向けて進める
お見合い後の交際期間に結婚に向けて進めるかどうかというのは実は非常に
難しいことです。彼女のように「結婚の意思」が確認できたからといって
それから結婚に向けてふたりが進めるかというと違うからです。
結婚に向けて進めていくのにはたくさんやらなければいけないことがあります。
両親への挨拶に始まり、ふたりのスタートをどうしていくのか、ひとつずつ
話す必要がでてくるからです。
彼女はそんな時でも彼の「人の良さ」に触れたといいます。
選択をゆだねてくれるだけではなく選択肢を出してくれたり、とことん話し合って
くれたそうです。
選択をゆだねるだけでは「人任せ」だともとられかねません。
よく結婚式の準備で喧嘩をする理由に「何もしてくれない、全部任せっぱなし」と
いうのがありますが、これと同じです。
でも彼はきちんと彼女と向き合い最善の道を探ってくれたのです。
この作業ができるというのは、とても重要なことであるといえるでしょう。
これだけお互いを思い合えるのですから、お見合い後交際期間が短くても結婚に対して
大丈夫と言い切れる気持ちがわかります。
とはいっても彼女も彼とぶつからないわけではないようです。
ただぶつかっても互いが歩み寄れることでそのぶつかり合いが意味を持つのだとか。
お見合いだから、交際期間が短いから……。
あまりそういったことは関係ないのかもしれません。
もちろんこれからですが、なんだか安心してその先を見守ることができます。
彼女はその前に付き合っていた彼は6年という長い月日をともにしましたが、
結婚が現実になることはなく、現実として考えることはなかったそうです。
付き合いが長いとダメというわけではありません。
その人とのうまい付き合い方、その人とどれだけ向き合っているかが重要であると
いうことでしょう。
出会いの過程や数字より、そしてお見合い後の交際期間よりも目の前の
相手を見つめてみてください。
幸せになれるかどうかは、相手を見つめて向き合い、どれだけお互いに理解できるか
そしてお互いに信頼がどれだけあるかにかかっているのではないでしょうか?