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本当に好きな人と出会いたい!! その理想と現実

本当に好きな人と出会いたい!! その理想と現実

誰しも恋人になる相手、結婚する相手は「本当に好きになった人と」と考えます。

しかし多くの人が、大なり小なりの妥協をして、相手を選択しているというのが
現実化ではないでしょうか?

「本当に好きな人」の理想と現実について解説していきます。

① 好きな人に出会うのは難しい

高校、大学を卒業し、社会人になると、男女ともに異性との出会いの機会は著しく
減少します。

学生時代は学校内に同性と同じ数の異性がいて(例外もありますが…)、恋愛に
かけられる時間も、精神的余裕も沢山あります。

その為学生の頃は、「この人じゃないとダメ!」と思えるような「本当に好きな人」と
出会うのもさほど難しいことではありません。

しかし、いざ社会に出て働き始めると、学校のように男女比が同じ職場などほとんど
なく、仕事に追われる毎日で、恋愛に割ける時間も余裕も激減します。

その結果、胸を焦がすような「本当に好きな人」と出会うことも大変難しくなります。
異性と出会う機会が減少するほど、「本当に好きな人と出会いたい」という思いは
強くなってきます。

また、まわりの友人が続々と結婚していくのを目の当たりにすると、日に日に焦りは
増していきます。

ほとんどの人が、本当に好きな人と恋をしたいという「理想」と、自分がどんどん
取り残されていく焦り、自分の客観的市場価値という「現実」の狭間で揺れ、
ある程度妥協して相手を見つけ、結婚まで至っています。

異性と出会う機会の減少、恋愛に割ける時間、精神的余裕の減少、結婚に対する焦り、
から、「本当に好きな人」との結婚はおろか、出会うことすら非常に難しいことなのです。

② 夢に出てきた人が現実になる

夢に出てきた人が現実に現れ、恋に発展するなどという某大ヒット映画のようなことは
本当に起こるのでしょうか。

出会っていて、特に好意がない人と夢の中で出会い、以後その人が気になりだすと
いったことは十分考えられます。

自分では気になっているという意識はないけれど、無意識ではその人に対して好意を
持っているというパターンです。

例えば、学生時代の異性が夢に出てきて、その後同窓会などで再会し、運命的なものを
感じて恋に発展するというケースは、有りうるのではないでしょうか。

無意識は、自分が意識できる感情よりも根深いものです。
夢に出てきた人こそ、自分が追い求める「本当に好きな人」なのかもしれません。

③ 何気ないことがきっかけで好きになる

恋愛に限らず、自分が今の友人と出会ったことや、自分が今の環境に身を置いている
ことなどは、ほとんど奇跡のようなものです。

いくつもの偶然や、過去の選択が積み重なった結果が、今の自分です。違う高校や大学
に進学していたら、違う職場に入社していたら、自分の周りにいる人や、自分の人生は、
まったく違ったものになっていたことでしょう。

受験や就職活動など大きな選択の時だけではなく、日々の小さな選択や周囲の人に
かけられた何気ない言葉など、何気ないことがきっかけで、自分の人生が大きく
変わってしまうこともあります。

恋愛面で人生を変えてしまう可能性のある「何気ないこと」の例として、友人などからの
異性の紹介が挙げられるのではないでしょうか。

異性を紹介してくれる人の多くが、あまり深いことは考えず異性を紹介してくれますが、
もし、紹介された異性と付き合うことになり、結婚まで至れば、自分の人生は
その「紹介」によって大きく変化したことになります。

結婚まで至らず関係が終了してしまったとしても、一度恋愛関係に発展した異性との
日々は、今後の自分の恋愛に良くも悪くも影響を及ぼします。

異性と出会う機会が舞い込んできたとき、行くか行かないか選択するのは自分です。
その機会が、自分にとって良いものになることもあれば、悪いものとなるリスクも
あります。

しかし、行動しなければ、いつまで経っても変化は訪れません。何気ないことが
きっかけで人生が大きく変化することを恐れることなく、積極的に行動することが、
「本当に好きな人」と出会う為に大切なことです。

④ 初恋の人が人生で一番好きな人?

初恋が人生で一番好きな人であるという人も多いのではないでしょうか。
初恋は、早い人で保育園時代、遅くとも中学生時代に経験した人が大半ではないかと
思います。

この年代の恋の基準は、正直なところ顔と運動神経のみだったという人がほとんどでは
ないでしょうか。

運動神経はいいとして、初恋の人の顔は、年月が経っても印象に残ります。初恋の人に
似た印象の人に好意を持つということも少なくありません。

初恋の人の顔の印象は、自分の好きなタイプに大きな印象を与えます。

初恋の人と似た印象の人を好きになることは、「初恋が人生で一番好きな人」なのかも
しれません。

⑤ 好きな人とは結ばれないさだめ

誰しもが好きな人と結ばれたいと思うものですが、実は好きな人と結ばれる可能性は
かなり低いのです。

多くの人がある程度の許容条件を満たした相手と交際したり、結婚したりしていると
いうのが現実です。

「本当に好きな人」の定義とは、何でしょうか。「本当に好きな人」を具体的に要約
すると、「交際が始まる前から、好きになった人」と言い換えることができるのでは
ないでしょうか。

交際が始まれば会う回数も増えて、会う回数の多い人に好感を持ちやすくなる
単純接触効果によって、日に日に好きな気持ちが増していくものです。

最初は正直好きというわけではなくても、長く一緒にいることで、徐々に好きになり、
かけがえのない人に変わっていきます。ほとんどの人が、実際はこう言った恋愛をして
います。

交際をスタートしてから好きになる形の恋愛に対して「本当の恋ではない」
「自分に嘘をついている」と批判的な意見を持っていて、あくまで交際前から
好きになった人と付き合いたいと考えている人は本当にそうでしょうか。

長く交際を続けた末に抱いた相手を好きな感情は、ある程度、「情」のある
好きな気持ちが優先します。

一緒にいることが当たり前となり、損得勘定もほとんど無視して、多くの時間を
相手と過ごします。

一方、交際前から好きな気持ちはどうでしょう。多くの人が、「理由なんてない」
「好きになった人が好き」と答えるでしょう。

しかしその好きという感情を突き詰めていくと、結局のところ判断基準が容姿
だったり、経済力だったりします。

付き合いが浅いとそのくらいしか相手の情報がわからず、内面的な情報では
まだ判断できないためです。

ただ、容姿や経済力などのポテンシャルが高ければ高いほど、内面もいい人である
ことを期待します。

その結果、「実際付き合ってみたら思っていたのと違った」と感じ、関係が
終わってしまうことも多いです。

必ずしも、「本当に好きな人」との恋=純粋、「妥協して選んだ人」との恋=不純という
わけではありません。

多くの人は、本当に好きな人とは結ばれないことが多く、そんな人と出会うことすら
難しいのが現実です。

「本当に好きな人」との恋愛だけではなく、相手を妥協することは不純とか、自分に
嘘をついているなどの固定概念を捨て、付き合える許容範囲を広げてみましょう。

⑥ 好きな人との出会いは試練

好きな人との出会いは試練となることが多いです。好きな人が出来ると、多くの場合は
競合相手がいて、その中で一番にならないと好きな人と交際はできません。

そんな競争を勝ち抜いて、交際に至ったとしても、理想と違った、相手に浮気された
など、問題が発生し、結局苦い思い出となってしまうことが多いです。

恐らくそれによってついた心の傷は、相手との関係も深いほど、より深いものに
なります。

そういった経験から、徐々に相手を選ぶ基準も変化していき、最終的には自分にとって
最適な相手を見つけ、もしくは交際の中でその人といることが最適となり、
結婚していく、というのが、最も幸せになる形ではないでしょうか

好きな人との出会いは試練で辛いものですが、その経験が成長につながります。

「本当に好きな人と出会いたい」と考えるのは素晴らしいことですが、それだけが
すべてではありません。

今はそんなに好きじゃない相手も、今後好きに可能性もあります。恋愛の幅を広げ、
一つ一つの出会いを大切にしていきましょう。