お見合い成功の流れと抑えるべき重要なポイント
お見合いをするのが初めてだと、当日の流れがどのようになるのか
気になる人も多いでしょう。
もちろんその場で臨機応変に対応することは大切ですが、
あらかじめ気を付けておくポイントは存在します。
もしくはお見合いを何度かしたことがあっても、
「今までのお見合いは何かが上手くいっていない気がする」と
悩んでいる人がいらっしゃるかもしれません。
どちらにしろお見合いというのはとても緊張する時間です。
だからこそ、事前に出来るだけ心の準備をしておきたいものです。
今回はお見合いの全体的な流れと、要所ごとの注意点を考えていきたいと思います。
① 時間厳守は当然
お見合いをよい流れでスタートさせるためにも、時間厳守は大切です。
社会人であればそれは当たり前のことですが、
お見合い当日は初めて行く場所で初めて会う人と時間を過ごすので、
予期せぬことが起こるかもしれません。
そうしたトラブルの多くは、冷静になっていれば解決できるものが多いので、
時間に余裕をもった行動を心がけてください。
いつも時間厳守している人でも、
お見合い当日は余裕を持ちすぎるくらいのつもりで家を出るようにしましょう。
そして形式的ではありますが、お見合いでは男性のほうが先に
待ち合わせ場所に着いておくことがマナーとなっています。
もし女性側が早く着き過ぎてしまった場合は、近くの場所で時間調整をしましょう。
男性は待ち合わせ場所に着いたら、姿勢よく待つようにします。
時間が気になってもスマホにばかり気を取られないようにして、
顔をしっかり上げて相手がくるのを待つようにしましょう。
② 笑顔で挨拶はできるようでできない
緊張しているとついつい表情が固くなってしまいがちです。
しかし固い表情は相手を不安にさせてしまい、
会話がスムーズに流れていかなくなってしまうかもしれません。
お見合いの時間は限られていますし、緊張しているのはどちらも同じです。
だからこそお見合いの時間を楽しく過ごせるように配慮しましょう。
相手の出方を伺うのではなく、自分から笑顔で接することが大切です。
もし自分の表情や仕草が気になる人は、5分程度でいいので
自分のスマートフォンなどで家族と会話している様子などを
撮影して見てみるのも良いかもしれません。
自分では表情豊かなつもりでいても、“カメラが回っている”と
意識するだけで表情が固くなってしまうこともあるかもしれません。
あらかじめ自分の普段の様子を知っておき、
もしあまりにも表情や声のトーンが暗いようでしたら、
日常の生活から見直してみましょう。
③ 好印象を与える自己紹介
待ち合わせ場所で顔を合わせたら、確認のために一度お互いに名前を名乗ります。
その後は男性のエスコートで
お見合いをするラウンジやレストランに移動しましょう。
女性側がもしその場所に詳しくても、お見合いの時は男性に任せて行動をします。
席についたところで、名前をもう一度フルネームで名乗り、
「本日はお会いできてうれしいです。よろしくお願いいたします。」
などと感謝の気持ちを相手に伝えましょう。
お見合いでは事前にプロフィールを交換していますので、
就職の面接のように細かいところを自ら話す必要はありません。
それと同時に、相手のプロフィールを見ればわかるようなことは
いちいち確認することも避けましょう。
事前に知らせてあることばかりを質問してしまうと
“この人はこちらのプロフィールを読んでいないのか?
もしかしてお見合いに乗り気ではないのかも?”とあらぬ誤解を招きかねません。
④ お見合いで印象に残る会話の内容
自己紹介が済んで注文したら、会話を始めましょう。
お見合いは結婚を視野に入れている人と過ごす時間ですから、
あなたが“結婚する上でこれだけは外せない”という条件は
相手に確認する必要があります。
とはいえ、最初のお見合いではあまり立ち入った話をすることは避けましょう。
特に具体的な勤め先や年齢、年収などはプライバシーにもかかわりますので、
お見合い場所となるホテルのラウンジなどでは直接話題に出さないようにしましょう。
最初のお見合いで肝心なのは、お互いの第一印象を確認し合うことです。
趣味や土日の過ごし方、好きな食べ物など、
結婚した後の日常生活に関わるような内容を話題にしましょう。
ここでもお互いに緊張していると思いますので、
自分から進んで話題を振るように心がけてください。
相手を質問攻めにするのではなく、自分のことを最初に話してから
相手のことを聞くようにすると、
お見合いの会話の流れがスムーズにいくでしょう。
⑤ 聞くべきことは聞くことが先に繋がる
前項で「プライバシーに関する質問は避けましょう」と書きましたが、
“この項目がだめだったら、お見合いを先に進めることはない”と
思うことがあれば、それはしっかり聞いておきましょう。
そういう質問を切り出すときには、お見合いの流れを壊さないよう
タイミングを見計らう必要があります。
また、質問するときにはあからさまな表現は避けてください。
それはお見合いでなくても初対面の人とのコミュニケーションにおけるマナーですし、
もしかしたらあなたが聞きたいことは相手にとっては答えにくい質問かもしれません。
例えば年収を聞きたいのでしたら、事前にきいている相手の情報で
相手の勤務先が分かっている場合がほとんどですから、
会社内でどんな役職についているのか、
または普段どんな仕事をしているのかといった情報から推測してみてください。
結婚後に地元に帰る予定があるのかとか、
親や親族と同居する予定があるのかどうかといったことも、
質問する際は工夫が必要です。
例えば子どもの頃の思い出や地元によく帰省するのかといったことを聞いてみたり、
普段は料理をするのかどうかを聞いたりすることで、
同居している人がいるかどうか分かることがあります。
もちろんそういった質問をされれば、たいていの人は
“本当はこういうことが聞きたいんだな”と察してくれるでしょう。
しかし仮に相手が自分の思う通りの回答をしてくれなくても、
あまり深く追求しないようにしましょう。
お見合いを次につなげるためにも、
全体の会話の流れを自然にすることが大切です。
⑥ 感謝の言葉が大切
お見合い当日を迎えるまでにはとても多くの準備をしますし、
食事代や服飾代などのお金も必要となります。
その日を楽しく過ごすために準備をしたお互いの気持ちをねぎらうためにも、
お見合いの時間が終わったときには感謝の言葉をはっきりと伝えましょう。
人の印象は最後に見たり感じたりしたものほど強く記憶に残ります。
丁寧に相手への敬意を示すことで、次につながる可能性が高くなりますので、
最後まで気を抜かないようにしましょう。
お見合い当日はとても緊張しますので、頭ではわかっていても
失敗をしてしまうことは多くあるでしょう。
しかしそれは相手も同じ状態です。
相手の緊張がほぐれるように気遣いをしながら、
お見合いの流れを意識しながら楽しい時間になるような話題を選びましょう。
そして、もし何か失敗をしてしまっても、
お見合いの途中で落ち込んだりしないように、
強い心を持ってのぞむことがお見合いの成功につながります。