あなたの婚活は大丈夫?無意識に出る暴言の怖さ
普段の生活の中で、「自分はよく暴言を吐きがちだな」と自覚がある人はいませんか?
暴言は婚活をしている時にもポロっと出てしまう事があるので注意が必要です。
今回は、暴言の意味や暴言を吐きやすい人の特徴などをご紹介します。
①暴言とは?
「婚活で暴言を吐く事なんてあるの?」と不思議に思う人もいるでしょう。
そもそも暴言とは何なのでしょうか。
暴言は、「他を傷つける意図がある言葉。乱暴な言葉。悪口。」を言います。
また、「言葉で他者に対して心理的に制圧を加える心理的暴力」を意味する「言葉の暴力」とも言われる事もあります。(出典:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9A%B4%E8%A8%80)
暴言と言葉の暴力はどんな違いがあるのかもう少し細かく見てみると、主に言葉の暴力は、継続的に他者を傷つけようとしている事を言い、暴言は継続的なものでなくとも他社を傷つけるものであれば、これに当てはまります。
このように、暴言は言葉により他人を傷つける暴力であり、たった一言でも暴言になり得ますので、日常生活か婚活かに関わらず、相手を傷つける言葉を発していないか、常に意識しておく事が大切です。
②暴言に気づけない人
暴言は他人を傷つけますので、決してあってはならない事です。
そのような言葉を投げつけられた当事者は、不快感や悲しみなどを抱かせる事だけでなく、時には侮辱罪などに該当するケースがあります。
暴言を吐く人の最も恐ろしい点は、自分が暴言を吐いている事に気付けない場合がある事です。
暴言は、継続して相手を攻撃しようとする事ではなく、その一言が相手を傷つけるものであれば当然暴言に該当します。
例えば、相手が抱いているコンプレックスや劣等感などについて触れる事も暴言になる事もあります。
「その人が何にコンプレックスを持っているかなんて、当人にしか分からない」と思う人もいるでしょう。
まさにその通りで、相手の気持ちや考えは本人にしか分かりません。
その事を理解せずにいると、自分は良かれと思って触れた相手の特徴が、相手にとってはコンプレックスだったり、何気なく発する「あなたは○○ですね」という言葉も相手にとって劣等感を抱くものだったりする可能性があるのです。
そう思うと、婚活の場面でも暴言を吐いてしまう機会はあり得ると思いませんか?
相手の容姿を褒めようと発した言葉が、暴言になってしまう事もありますが、一番厄介なのはそれに気付かないパターンです。
自分のどんな言葉が相手を傷つける可能性があるのかを想像できないため、仮に暴言を吐いてもその事に気付けず、知らない間に婚活相手に不快感を与えてしまう事もあるのです。
③上から目線
では、婚活で暴言を発しやすい人にはどんな特徴があるのでしょうか。
先ほど述べたように、暴言を吐いても気付かないというのも特徴の一つと言えますが、暴言を発する人は暴言を吐かない人と比べて明確な違いがあります。
それは他者を下に見ているかどうかという事です。
暴言を吐く人は、自分と他人または他人同士などを比較し、どっちが優れていると優劣をつける傾向があります。
特に自分と他人を比べる時にその特徴が表れやすく、「自分の方が背が高い」「自分の方がルックスが良い」など、自分を優れているものとし、比較対象の相手を劣っている者と見なすのです。
一方で暴言を吐かない人は、「自分は自分、他人は他人」とそれぞれは比べられるものではなく、ましてや優劣をつけるものではないと知っています。
どんな人であってもその人を大切にして敬いますので、他社を上から見る事はないのです。
婚活の場面においては、沢山の人と出会いますので、「あの人は背が高い」「あの人は容姿が好み」と人を比較してしまう事も正直あるでしょうが、背が高いから優れているという事は決してありません。
人にはそれぞれ違いがあるのも事実ですが、それらの個性や特徴によって優劣が決まる事はありませんので、婚活でも他人に対して上から目線とならないよう注意が必要です。
④批判する人
婚活で暴言を吐きやすい人の特徴はまだ他にもあります。
上から目線の人は、人と人を比較する傾向にあるとお伝えしましたが、人を比べる事によって優劣をつけるだけではなく、他人を批判する事もあります。
批判とは、「物事に検討を加えて、判定・評価すること。人の言動・仕事などの誤りや欠点を指摘し、正すべきであるとして論じること。」を意味します。(出典:goo辞書 https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%89%B9%E5%88%A4/)
このように批判は、物事をしっかりと見つめ評価する事や他人に指摘し、正す事を言いますので、言葉そのものはネガティブな意味はありませんが、ここで言う批判は、人の特徴や欠点について取り立てて言うパターンについてご紹介します。
例えば、「君は○○だからダメだ」と人の特徴をあげて否定する事などです。
この例はかなりストレートですので、「そんな事は言わないよ。」と思っている人がほとんどでしょうが、知らず知らずのうちに人を批判する場合もあります。
また、物事が上手くいかない理由を他人のせいにして、「あなたが○○だから上手くいかないのだ」と、自分を棚に上げて他人に目を向けている事も批判になります。
そう思うと婚活でも批判しがちな人はいませんか?
「婚活が上手くいかないのは相手が悪いからだ」「相手が○○だから○○だ」と、まず自分はどうだったかを顧みず、相手に原因があるように考える人は、その考えが言葉に表れ、無意識に暴言を吐いてしまう事もあるので気を付けましょう。
⑤ストレス発散
婚活で暴言を吐きやすい人の中には、他人を攻撃し、相手が傷つくのを分かった上で暴言を吐く人もいます。
なぜ相手が傷つく事が分かっているのに、相手を攻撃してしまうのかというと、それによって自分の鬱憤が晴らせるからです。
そんな身勝手な考えにより暴言を吐くなんて、にわかに信じられない人もいるでしょうが、暴言とストレスには関わりがあります。
英国心理学会のカンファレンスにて、キール大学心理学部の学者により、暴言には鎮痛効果があるという報告が為されました。
実験では被験者に2つのグループに分かれてもらい、お互い氷の入った冷たいグラスを持ってもらう。片方のグループは黙ってグラスを持っているように指示され、もう片方は暴言を吐く事を許された。その結果、暴言を吐く事が許されていたグループの方が、より長い時間グラスを持ち続ける事が出来たそうです。(出典:カラパイア https://karapaia.com/archives/52166505.html)
暴言を吐いている方が苦痛に耐えられるとの実験結果で、暴言はストレスを緩和させることが分かったわけですが、だからと言って暴言が歓迎させるわけではありません。
婚活では、楽しい事ばかりではなく辛い事もあり、ストレスが溜まる人もいるでしょうが、他人を傷つけるような暴言を吐く事でそのストレスを解消するなんて事は絶対にしてはいけません。
暴言ではなく、運動や趣味を楽しむなど、違う形で自分なりのストレス解消法を準備しておきましょう。
⑥いつかは相手に向かう暴言
暴言とは何かという事や、婚活で暴言を吐く人の特徴などを見てきましたが、上から目線など自分の考えが自然と言葉に出てしまう事で暴言となると言う事が分かります。
そう考えると、「暴言を吐かないように気を付けよう」と気を付けるだけではなく、「上から目線にならないようにしよう」「人を批判しないようにしよう」と、そもそもの考え方から気を付ける必要があるのです。
特に婚活においては、初対面の人と出会う時、誰もが緊張し、言動にも気を遣いますので暴言が出る可能性は低いですが、会話が弾んできた頃など、緊張が解けた頃は注意です。
リラックスした状態では、上から目線や批判的な考えがふとした時に表れやすく、知らない間に暴言になる可能性があります。
自分を良く見せようと、どんなに取り繕っていても、そもそも暴言を生み出すような考えをしていると、いつかその本性が表れて、暴言は相手に向かい、せっかくの出会いもダメにしてしまうのです。
暴言はたった一言でも相手を傷つけてしまいます。
自分の暴言によって婚活を無駄にすることがないよう、今回の内容を参考にして、他人への考え方など、婚活のみならず普段から気を付けて過ごしましょう。