結婚したいベンチャー企業経営者はここが違う!
ベンチャー企業の経営者、と聞くと「経営者」の部分が強調されて伝わるかもしれません。
その為、「安定した仕事の」「収入のある」職業の人、と思われがちです。
でもみなさん、「ベンチャー企業」という言葉もここ最近多く聞くものの、どういった企業なのか、その経営者はどんな人なのか(想像できるか)わかる人はいるでしょうか?
答えられる人は意外と少ないように思います。
そして、ベンチャー企業経営者というのがわかってかわからずか、結婚したい職業の中にベンチャー企業の経営者がランクインしてくるようになりました。
ではそのベンチャー企業の経営者というのは、どんな人なのでしょうか
またベンチャー企業の経営者との結婚はどのようなものになるのでしょうか?
詳しくみていきたいと思います。
①ベンチャー企業経営者とは?
そもそもベンチャー企業とはなんなのでしょうか?
ベンチャー企業とは、革新的なアイデアや技術をもとにして、新しいサービスやビジネスを展開する企業のことを指します。
なにをもってベンチャー企業とするのか、その定義は実は曖昧です。
一般的には
1.成長過程にある(とされる)企業
2.投資機関から資金援助を受けている企業
3.ベンチャー指定を受けている企業
というのが線引きになるようです。
規模としては大きいように思われがち(思っている人が多い)ですが、実際は小規模~中規模であることがほとんどです。
つまり「安定」とはまだまだ程遠い、ましてや「収入のある」というイメージとは、まったくもって違うのです。
②ベンチャー企業経営者の特徴
そんなベンチャー企業の経営者には以下のような人が多く当てはまるそうです。
1. 向上心が強い
2.洞察力がある
3.人付き合いが良い
4.面倒見が良い
他の企業の経営者と違うところは、1と2でしょうか。
もちろん他の企業の経営者でも当てはまる人はいるとは思いますが、1.2.はベンチャー企業ならではの理由があるのです。
ベンチャー企業は先程もいったように、成長過程にある企業です。
その為、経営者からすると企業(会社)を「育てている」段階だということです。
投資機関からの援助を受けているということは、現段階では財政的に厳しく、大手企業のように福利厚生の充実さや、お給料の面で満足のいくものではない場合が多いです。
その為、「やりがい」「向上心」をもってやっているので、経営者の中でも「経営者という肩書に捉われず全力で取り組んでいる」そんな印象を受けます。
経営者だけでなく、ベンチャー企業に就職・転職してくる人は向上心や自分の能力でどこまでできるかの探求心など持ち合わせている人が多くいます。
実際に安定した会社で仕事をしていても、ベンチャー企業に転職して自分の力を試したり、ベンチャー企業が発展できるように力を注いだりする人も多いのです。
一般企業からベンチャー企業への就職は、そういった向上心や自分の能力を試すなど、仕事に対しての意欲をもってできるものですが、待遇面やお給料などでは良いとはいえないでしょう。むしろ下がった、という人のほうが多くいます。
そのリスクを冒してでも、挑戦していく、強い気持ちを持った人達の集まりなのです。
そしてそんな人たちを束ねているのベンチャー企業の経営者。
それぞれの個性を伸ばし、これからのベンチャー企業の発展に対してどう携わらせていくか、洞察力、そして判断力も必要であるといえるでしょう。
実際、ベンチャー企業経営者と関わりをもった人からすると「経営者」というイメージのまま会ったら、逆の印象を受けた、と言っていました。
学ぶ姿勢を忘れずに、会社のためにと尽力している、仕事に対して一生懸命な姿を垣間見て「経営者」という立場を感じなかったそうです。
それだけ、仕事にかける思いの熱い人が、ベンチャー企業経営者になれるのかもしれません。
③ベンチャー企業経営者との出会い
32歳、WEBサイト制作会社も受付業務の女性
ひょんなことからベンチャー企業経営者の方と出会ったそうです。
仕事が終わり、帰路についていると、同じ会社で働いていた営業部の方とバッタリ会ったそうです。
彼はすでにその会社を退社していましたが、彼女は受付のため顔も名前も覚えていたようで、当時は挨拶をする程度の仲だったそうですが、立ち止まって話をしたそうです。
仕事を辞めてから何をしているのか、など次第に話し込み、そのまま夜ご飯をともにすることになりました。
すると、驚いたことに自分でベンチャー企業を立ち上げ、今では経営者になっているのだとか。
「まだ人数も少ないし、大変なんだけどね」彼はそう言いながらも、やりがいを見つけて楽しく頑張れている、と彼女に話したそうです。
その偶然の出会いから、月に何度か食事を共にする仲となりました。
ベンチャー企業経営者との結婚
その彼とお付き合いをするようになったものの、1年経っても2年経っても結婚の話は出なかったそうです。彼女も34歳、周りにせかされているのもあり、焦っていたそうです。
そのとき彼は、会社の経営が思ったようにうまくいかず、このまま彼女と結婚することはできないと考えていたようですが、その気持ちを知らない彼女は不安・不満が募る一方。とうとう、別れ話を切り出してしまいました。
そこで初めて彼女の気持ちを知った彼は、あと1年、自分に時間が欲しい、そう告げたようです。
その代わり、その間つなぎとめておくことはできないからと形としては一度別れ、彼女がほかの人とお付き合いをしても良いという条件を出したそうです。
彼女はこれを機に、新たな恋愛をしようとも思ったそうです。
でも、今までベンチャー企業の経営者として、頑張ってきた彼を見ていて「応援したい」という気持ちは消えず、彼へプレッシャーをかけてはいけない、と別れ話をのみ、ほかの恋愛はせず、彼を待っていたそうです。
結局そこから1年、彼の会社は軌道にのり、まだ小規模ではあるものの社員数の安定や仕事自体も安定しました。
待ってくれていたことを知った彼はすぐにプロポーズ、その後結婚したそうです。
日ごろから思う結婚したいと思う「ベンチャー企業経営者」というのと、実際とでは違う印象を受けることのほうが多いのが現実です。
自分の安定を捨て、挑戦することはなかなか簡単にはできるものではありません。
もちろん、会社が軌道に乗れば良いですが、そこに行きつくまでは大変な苦労もあります。
ただ大変ではありますが、その分自分も成長できるのだ、とベンチャー企業経営者と結婚した彼女は言っていました。
ベンチャー企業経営者というとかっこいいと思うかもしれませんが実は、人一倍の苦労と努力を重ねているのです。
努力を尊重しながら、大変なことも共有し支えられることが、ベンチャー企業経営者と結婚する上では必要なことかもしれません。